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塩害により劣化したコンクリートから塩分を除去し、電気化学的に再生させる工法です。塩分を含有するコンクリート構造物中の内部鉄筋を陰極とし、コンクリート表面に陽極となる外部電極を取付けます。両極間には所定の電流を流します。コンクリート中では、塩分はマイナスの塩素イオンとして存在しており、直流電流を流すことにより塩素イオンは外部電極側に電位的に拡散泳動します。これによりコンクリート内部の塩分はコンクリート外に排出されることになります。排出された塩分は仮設材中に取り込まれます。
処理期間は4-8週間位で、ほぼ非破壊で処理可能です。
脱塩工法とは
施工例
親不知海岸高架橋(新潟県)
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新衣川橋(秋田県)
特長
- 短期間処理可能(4~8週間)
- ほぼ非破壊で処理可能
- 処理効果を施工後すぐに確認できる。
用途
- 構造物全般の補修
施工の様子
内部電極の取付け
外部電極固定用の桟木設置
外部電極(チタンメッシュ)の設置
ファイバー吹付け施工