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塩害により劣化したコンクリートから塩分を除去し、電気化学的に再生させる工法です。塩分を含有するコンクリート構造物中の内部鉄筋を陰極とし、コンクリート表面に陽極(+)となる外部電極を取付けます。両極間には所定の電流を流します。コンクリート中では、塩分は塩化物イオンとして存在しており、直流電流を流すことにより塩化物イオンは外部電極側に電位的に拡散泳動します。これによりコンクリート内部の塩分はコンクリート外に排出されることになります。排出された塩分は仮設材中に取り込まれます。
通電期間は56日間で、ほぼ非破壊で施工可能です。