耐震補強を行うにあたり繊維シート補強では積層が多層となり、コスト的に高価となってしまう場合や車両による衝突等の外的要因による衝撃が加わる部位に鋼板を加工し、鋼板と現状の構造物との間に 無収縮グラウト材、樹脂を注入し補強を行います。
特長
- (1)補強鋼板製作
鋼板補強工事を行うにあたり、施工部位の調査、検測が必要 となります。また施工部位の付帯物の有無を確認することも必要となります。 鋼板補強工事の工程の中で最も時間を要するのが鋼板の製作となる為、製作時間を見込んだ余裕ある工程を計画することをお薦めします。
- (2)施工環境
注入材に無収縮グラウト材を選定した場合は、樹脂材を使用 する場合と比較して施工環境の制約が少なく、練混ぜ水温、 練り上がり温度、フロー値の管理を行うことでスムーズな施工が行えます。